DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記

オーストラリア永住者の現地情報(生活・サーフィン・アウトドア)や海外旅行記など

海外在住者(オーストラリア)の海外旅行術(私が利用している個人旅行者向けの便利なアプリ・サービス)

海外旅行で便利なGrabやWazeを上手くこなせば、アジアのタクシーでぼったくられることはもうない❕❓

 

 近年個人旅行と言ってもひと昔前のバックパッカーの旅と違って、皆色々な地図アプリや観光まとめサイトなどを使って旅するようなスタイルになって来ていて、旅慣れしていなくても簡単に色んな所に行けるようになりました。

僕自身もスマホ持つ前の2011年まではネット情報やアプリなどに一切頼らない、その場その場で動いて切り開いていくような旅をガンガンしていましたが、近年ちょっと便利なアプリなどを利用して旅したりするようになりました。(それが良い事かどうかは別として。。)

日本から海外旅行に行く人達も色々な目的に合わせてそれぞれ必要なアプリやサービスを使って旅している人も多いと思いますが、オーストラリアに住んでいる僕とは使っている物や見ている情報がやっぱり違うんですかね?

 

旅先で日本の方に会う事が殆どないんですよ、ここ数年特に。

 

なので、オーストラリア在住者の僕が、別の海外の国に行く時に使っているアプリやサービスをちょっと紹介してみたいと思います。もしかしたらあまりまだ日本の人が利用していなくて今後の参考になるかもしれないし、また全然参考にならない(もうそんなのとっくに使っているよ、って感じで)かもしれないけど。。。

 

 

《まずスマホは”Unlocked(アンロック)"を使い、現地SIMカードを入れる》

ここ最近日本でも“Unlocked(アンロック)”スマホを使う人も増えているんじゃないでしょうか?

(*Unlockedのスマホとは、シムカードが固定されておらず、自由にシムカードを入れ替えられるスマホの事です。日本ではなんて呼ばれているか分かりませんが。。。)

オーストラリアでは多くの人が使っているし、海外行く時に今わざわざローミングなどをしている人は逆に少ないんじゃないでしょうかね。

 

僕はUnlockedで2つSIMカード(SIM 1/SIM 2という形で表示される)が入る奴を現在使っているんですが(去年ボルネオ島旅行中でスマホを失くし、現地で購入したサムスンギャラクシーをそのままオーストラリアで使っている)、これは便利です。

オーストラリアで普段使っているシムカード(SIM 1)はそのまま入れておいて、渡航先の国に着いたら空港で現地のシムカードを買ってもうひとつ(SIM 2)の方に入れて、その国にいる間はSIM 2をオンにしておけば、ネットもどこでも使えるし便利です。

なのでその現地シムでネットをやれば、わざわざ海外にイモトのWifiなど携帯Wifiを持って行かなくてもいいし、容量を食う動画などは宿などの無料Wifiに繋げればいいだけですから。

(僕の奴はもともと使っているシムカードが入ったままもう一つの現地シムに繋いでいるので、切り替えても元々入っていたLINEや電話番号などのデータはそのまま見れるので支障はないです)

 

《ホテル予約サイトは何が良い??》

今では安宿ですら予約しないと、現地に着いたら“フルブッキングです”なんてことになってしまう悲しい時代ですが、ホテル予約サイトは今沢山あるので結構迷ったりしますよね。

  • エクスペディア
  • Agoda
  • Wotif
  • Booking.com
  • AirBnB

とオーストラリアの人達が良く使うサイトをざっとあげただけでももう迷いそうですが、僕は最近(特にアジア方面は)宿を予約していく時は、”Booking.com”一択にしています。

なぜBooking.comをよく利用するかというと、全てではないですが、結構多くの低コスト~中級のホテルまで”支払いは現地で”という事が多いからです。

要するに、その場でクレジットカードの詳細を入れる必要がなく、部屋の予約だけ先に入れておいて、ホテルで支払いが出来るからです。

 

キャンセルしやすいという利点もあるのですが、僕が利用する一番の理由はセキュリティー上の理由です。

 

考えが古いかもしれませんが、あまりやたらめったにクレジットカードの詳細を入力したり、ネットで使ったりしたくないからです。(過去に大手サイトのネットショッピングでカードをスキミングされたことがありますし、アマゾンでの買い物も一回一回注文と支払いが終わったらカード情報を削除して、毎回その都度カード情報をいちいち入力しています)

正直旅行中にカード被害なんかあったら処理に面倒くさいし、旅気分もぶっ壊されます。なので極力むやみに使わないようにしています。(出来ればホテルを事前に予約なんてして旅したくはないけど。。。)

 

あと去年初ヨーロッパに行ったときは、ユースホステルとかに便利な“Hostelworld”https://www.hostelworld.com/)というサイトを利用しましたが、便利で使いやすかったです。行く前にドイツ人の知り合いに聞いて使ってみたのですが、ヨーロッパ人は皆これ使っているみたいですね。

 

《アジアではGrabを上手く使いこなせばタクシーより便利でぼったくられない》

今爆発的にアジアの街で普及している、"Grab"という個人タクシーサービスをご存知でしょうか?

これはUberのアジア版と思えば分かりやすいのですが、元々マレーシア発祥で今はシンガポールに本部を置く会社のサービスで、個人の乗用車を登録してタクシーにしているのを利用者がアプリを通して予約して乗車する形式になります。

これはよっぽどの町外れとかに行かなければ、街中なら割とすぐに捕まるので現地の人もちょっとした歩けるような距離にでも利用しています。ちなみにタクシーより大分安い事が多いです。

まず特徴として、

  • アプリで簡単に予約出来、ドライバー(評価付)と車種・ナンバーが事前に分かる
  • アプリのナビゲーションで来る車の現在地が分かり、道路状況により約何分待ちかも表示される(これもUBERと同じですね)
  • UBERと違って(UBERは事前にクレジットカードの登録が必要)クレジットカードを登録しなくても、アカウントが気軽に作成出来て、旅行者も現地でアプリを5分程でインストール出来、すぐその場で使い始められ現金でドライバーに直接払う事も出来る(僕はそうしてます)
  • 予約した時点で料金が表示されるので、ドライバー個人からぼったくりされる事がありません。

などタクシーを使うよりもはっきりいってプラス面しかありません、僕が実際に使った感想は。

また、料金は時間帯やその時の混み具合によったりして多少変わって来るのですが、まずタクシーより安い事が殆どです。僕の経験ではだいたいタクシーの半値くらいですかね。

例えば僕が去年・今年に利用したボルネオ島のコタキナバル国際空港から街中まではシャトルバス・Grab・タクシーと主に3種類の交通手段があるのですが、比較すると以下の通り

  • シャトルバスは現地通貨で5リンギット(約130円)―一番安いが一時間に一本とかで、自分のホテルの目の前には当然行ってくれない
  • GRABはだいたい9~12リンギットの間ーシャトルバスより高いが、アプリでも空港の周りで客待ちしている車がそこら中に待機しているのが分かるくらいにすぐに捕まり即出発出来て、自分のホテルまで行ってくれる
  • タクシーもそんなに待たずにすぐ乗れるが、料金は一律25リンギット

という感じです。

このGRABのサービスは現在シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナム・タイ・ミャンマーカンボジアで利用できるみたいですね。

 

www.grab.com

上記サイトからダウンロードできます。(グーグルプレイとかで無料で出来るはずです)

*ただ日本からダウンロードは出来ないかもしれないです。まー現地で簡単にすぐダウンロード出来ますが。。

 

 《グーグルだけじゃない!役に立つ地図アプリ》

海外旅行に行ったときにナビゲーションアプリを利用している人は多いと思うんですが、僕は状況に応じて3つのアプリを使っています。ひとつは言わずと知れたグーグルマップですが、あと2つは以下を利用しています。

  • MAPS.ME
  • WAZE
【オフラインでもナビゲーション出来る詳細な地図・MAPS.ME】

上気に挙げた"MAPS.ME"ですが、こちらの特徴はオフラインでも地図が見れナビゲーションが可能な事です。

(*グーグルマップでもオフライン機能あると思いますが、僕はただそれを使っていないだけです。そちらが使い慣れている人には特にあえて利用する物でもないかも)

 

但し、利用したい町の地図を事前にネットがオンラインの状態の時にダウンロードしておく必要があります。一旦スマホのアプリにダウンロードされればそれが認識されてオフラインの状態でも使えるので便利です。

*こちらも無料でダウンロードすぐ出来ます。

https://maps.me/download/

 

ソーシャルメディア的なナビアプリ・Wazeを使いこなせばカーシェア出来る!】

 Wazeというナビゲーションアプリも無料でダウンロード出来ます。

但しこれはグーグルと違って車を運転する際に主に利用するシステムで、万能型のグーグルマップに対して、Wazeは違いとして以下の様な特徴があります。

  • オフラインでは使えない、オンラインの状態のみ機能
  • 場所によってはグーグルマップより新しい道路とかがよりアップデートされている
  • リアルタイムで道路工事・道路閉鎖&危険情報・事故発生の情報・スピードリミットなどがアップデートされている
  • ソーシャルメディア的な要素を備えていて、他のドライバーが警察の検問情報などをアップしたらすぐにそれが自分にも伝わる。(*実際にある国で使用していた際、警報がなったと思ったら警察の検問に出くわしました。)

 

などの基本的なナビゲーション機能の他に大きな特徴としては、Carpoolという一般ドライバーと乗客の間で車のシェアが出来るシステムです。

これヨーロッパなんかだと元々”Bla Bla Car"というサービスを利用して国をまたぐ際に、ガソリン代や高速料金のシェアをする人が多いみたいですが、このWazeのCarpoolも似たような物で、アプリで同じ方向に向かうドライバーと乗客の間でシェアが成立すれば途中で乗客が事前に決めたピックアップ場所で合流する、という形です。

 

僕はまだ実際に誰かを乗せた事はありませんが、いつも行くレンタカーでボルネオ島のコタキナバルからお気に入りのビーチまで3時間半の道のりを、次回行く時に誰か現地の人か他の旅人と予定が合えばやってみようと思います。

*ドライバーじゃなくて乗客の場合は、別途"Rider"のアプリをダウンロードする必要があるみたいです。そしてWazeのアプリに関しては日本国内でもダウンロード出来るはずです。

 

以下のリンクから無料ダウンロード出来ますが、左の青がドライバー用で地図アプリだけにも使えますし、誰かを乗せる事にも使え、右の緑のアプリは乗車専用(Rider for Carpool)です。

www.waze.com

 

 

どこまで実際に効果的かはわかりませんが、安全性の考慮のためドライバーやライダーの過去にシェアした人達からの評価が見れる機能もあるので、選ぶ一つの基準になるかもしれないですね。

 

まー女性の一人旅にむやみにお勧めできるかは分かりませんが、ひとつの便利なシステムではあります、参考までに。

 

《矛盾しているが、一番楽しい旅のスタイルはネット情報・アプリなど一切頼らない形》

今まで書いてきた事と完全に矛盾してしまう事を言ってしまいますが、自分が本当に好きで、楽しいと思える旅のスタイルはやっぱりネット情報などを一切使わず、その場その場で動いていくようなスタイルです。

2012年にスマホを使い始めるまでは実際にずっとやっていて、それでガンガン色んな所に行っていたわけですから、これからも奥地への旅など場所を選べばまだ出来ると思います。

 

(自分のこのブログのシルクロード横断編がまさにそんな感じの典型的な行き当たりばったり旅だったので、もし興味ある人は読んでみて下さい)

https://blog.hatena.ne.jp/DavePerth/daveperth.hatenablog.com/edit?entry=17680117126999328854

 

 

そういったスタイル自体が自由度が高くエキサイティングで楽しいという理由が一番ですが、危機管理面でも、ネット情報に頼ってばかりいては肝心な時に現場で自分で判断する危機管理能力というか、人間本来の本能が腐っていく気がしてならないからです。

 

やっぱり今までさんざん奥地などに行ってきた経験上、一番頼りになる情報源は最終的に経験などからくる自分の勘だからです。

それを普段からしておけば、危機管理能力を磨けて危機を自分で察して(人を見る目なども)回避出来るからです。

逆に色んな物に頼り切ってしまうと自己判断が出来ない人間になってしまいます。。

 

なので、今後も町などで便利なアプリなどは使う時は有効的に利用するけど、同時にやっぱりまだまだそんなネット情報などが役に立たないような環境下での自分だけの旅も一生楽しんで行きたいと思います。

 

 

まーただ上手く利用すれば色々なアプリやサービスも旅の可能性を広げてくれる便利ななアイテムになるので、もし今度の旅行の時の参考にでもなれば幸いです。

 

皆で楽しい旅を❕❕