DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記

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オーストラリアでの仕事探しについて④(最新アップデート)~ローカル系で働くために~

<折角オーストラリアに来たからにはローカル系の仕事にチャレンジ!!>

 

 

 

新しい環境にチャレンジする事は絶対にマイナスにはならない!!

ワーキングホリデーや語学留学などでオーストラリアに来た多くの人達が、ある一定のパターンで1年ないし2年余りを過ごしている傾向があります。

まず語学学校に通ってその後日本食レストランなどで働き、ファームに行ってセカンドビザを申請して2年目のどこかで何となく旅行をして帰国、という人も多いのではないかと思います。

勿論本人がそれを本当にしたくてメチャクチャ充実していればそれは素晴らしいと思います。

ただそうではなくて、本当はこちらに来る前は全然違う自分の未来を描いていたのに!本当はもっと色々チャレンジして個性のある経験して何か誇りになるような物を持ち帰りたかった!、、、なんていう人も多いんではないですかね?

でも結果は上記のパターンに何となく乗っかって、周りに流されて過ごしてしまった。。。

或いは永住者の人でも、仕事も他も本当は付き合いたくない日本人社会の中でどっぷりと長い間過ごしてしまい、ふと道を歩いているオーストラリア人を見ると彼らは金が出ない残業など一分たりともせず金曜の午後には早々とパブにいて、自分は理不尽な人間関係やしがらみ、有給休暇にも気を使い、、、俺/私はオーストラリアに住んでまで何やってるんだろう???とふと我に返ってしまい空しくなったこともあるんじゃないでしょうか?

 

(私自身もまだビジネスビザの時日本人中心の旅行会社にいて、周りの環境に心底嫌気が指してキャリアを捨て町を移り、経済的には大幅に苦しくなる学生ビザに切り替えて永住権を取りました。)

*Road to オーストラリア永住権編-以下リンク参照

 

アウェイの環境は人間を必ず成長させる

人間アウェイの環境に身を置く事は大変刺激になるし、またエネルギーも必要ですね。やはり人間ずっと同じような環境で閉鎖的に生きていれば視野も狭くなるし、その世界で起こっている事が自分の価値観の全てになってしまったりします。

オーストラリアにいても日系社会で何年もずっと過ごし、その日本村の閉塞感から抜け出せず、価値観などが悪い意味で日本のそのまんまでいる人達を自分は東海岸で沢山見ました。

その人達はオーストラリアに長年住んでまでも日本の悪しき習慣を引きずり、理不尽で不要な上下関係や仕事での不必要な接待での経費の垂れ流しや日本的価値観の押し付け、その他生活の諸々が外から見れば非常に滑稽な程でしたが、彼らにとってはそれしか知らないので、オーストラリアに住んでまでそんなことばかりしてるのを滑稽だとは本人達は一切気づいていないんですね。同じ様な人達としか仕事でもプライベートでも付き合いがないから。

 

私はそういうのが元々根本的に合わないんですが、それが心地良いという人もいるんでしょう。ただ人は色々と違う価値観や文化・違う種類の人間達と触れ合う事でネットの情報などでは得られない本物の経験値が増えていくのは確かです。

なので同じように10年オーストラリアに住んでいる人が2人いたとして、一人は上記のような日本人村だけで生きてきた人、もう一人はこっちの学校を出てその後も色んな経験をしてきた人だとします。

その2人は住んでいる長さは同じでも、見て来たもの・接してきた人間の幅・経験したことがまるで違うので、全く違う視野や価値観を持っている事になります。

 

私自身もオーストラリアに初めて来たとき、金銭的に語学学校に行く余裕はなかったので来て2週間後にはTAFE(国立のカレッジ)のメインコースに行きました。(日本で基準の英語スコアにパスしてたので)

そこでいきなりオーストラリア人に囲まれての学校生活が始まり、最初はついていけなくてパニックになりましたが、何とか毎日居残りで勉強の遅れを取り戻したりして2年目には最終的にラクラク単位が取れるようになりましたけど、その時の経験はその後の人生にも何かの時に自分の支えになる物になりました。

後は色々な国にディープな突っ込んだ奥地への旅をしたり、オーストラリアでも これまでに60~70か国以上の人種の人達と働いてきたことで世の中には色んな生き方・考え方・やり方があると体で学びました。

本当に物事の答えなんてひとつじゃないんですよね、仕事のやり方ひとつとってもアプローチは色んな方法がある事にも気づかされました。

あと、今世の中は国際的に反グローバリズムや難民・移民流入規制の動きに向かってますが、個人レベルでもっと色んな人達が接して色んな事を本音で話し合う機会が増えればその延長線上にある政治的な問題の誤解が少なくなるんじゃないですかね。

 

ま、話はずれましたがとにかくアウェイの環境は人間を育てます!

何歳になっても色んな事を学べて、その後の自分の人生に活かせると思うので、是非自分の身をアウェイ環境を置いてみることをお勧めします!

折角日本を出てきたんだから❕❕❕

 

では実際どんな仕事ならゲット出来そうか?

勿論人によってスキルや経験が違うので、中にはワーホリで来て特殊な仕事に就け活躍出来る人もいるでしょう。

ただ今まで色んな人達を見て来た中で、やはりローカルの仕事でゲットしやすいのはホスピタリティ系の仕事が多いと思います。主な所は、

  • レストラン・カフェのホール/キッチンハンド
  • バー・パブ系
  • ホテルのレストランやファンクションルームのウェイター
  • ホテルのハウスキーパー

街のレストランやカフェ・バーなんかの仕事は前々回の記事で紹介したJora Australiaという求人サイトで結構上がってくるので、登録しておいて自分のスマホとリンクさせておけば新しい求人が出た時にSMSが送られてくるので便利です。

* Job Seeking サイトについてー前々回の記事の以下リンク参照

https://blog.hatena.ne.jp/DavePerth/daveperth.hatenablog.com/edit?entry=17680117127215910544

 

後ホテルなんかの仕事は基本労働条件・環境が町のレストランなどよりしっかりしている事が多いのですが、応募~面接~採用~トレーニングと多少時間が掛るので、どこかで働きながらより良い条件を求めて探すのに良いと思います。

ただ日本でそれなりのホテルでフロントとかマネージメントの経験がない限り、ホテルでの仕事で現実的なのはやはりウェイター系かハウスキーパー・ディッシュウォッシャーとかだと思います。

それでもハウスキーピングの仕事とかでも時給や他の労働条件・環境はそこらの日本食レストランとかで働くより全然良いと思うし、経験者でなくても採用される事も十分に考えられるのでトライしてみてはどうでしょうか?

*ハウスキーピングジョブは基本二人一組のバディシフトで行うので、大勢の中でやるより一対一の方がコミュニケーションも取りやすいと思います。

 

またホテルでのウェイター業務も、オーストラリアのホテルのレストランはバッフェスタイル(バイキング形式)の所が多く、朝食のシフトなどは珈琲・紅茶を出す以外は客のセルフなので実際は皿下げが中心の仕事になる事が多いのです。

その際特別なスキルは必要ないです。

ただひたすら迅速にテキパキと働く事が求められます。

 

あと意外な所で、Seekなどでも日本食レストランや寿司バーの求人募集が出ています。

そういう所は日本食レストランであってもオーストラリア人経営の可能性もあり、労働条件は他のローカルレストラン並みの場合もあり、また日本人が重宝される可能性も高いので英語環境だし日本食なのでメニューなどは覚えやすいと思います。

なのでそういう所狙ってもいいと思います。(少なくとも日本語掲示板で求人募集してるような所より労働条件・環境は確実に良いと思います。)

 

仕事をゲットするために短期でとれる資格

 町のカフェとかで働くには、ウェイターとしてだけのパターンと、コーヒーも扱えるバリスタ兼任のポジションを得るパターンがあります。

ウェイターだけだと日本のそういう経験とそこそこの英語が出来ればそのまま働けますが、バリスタの方はオーストラリアでのコーヒーを扱った経験か或いはバリスタの資格が無ければ出来ません。ただバリスタのトレーニングコースは結構あちこちでやっていて、基本は一日コースからもう少し突っ込んだ3日間のコースとかまであるみたいで、修了時にはちゃんとCertificateも発行する所が多いと思います。

そういうスクールを通じて更にワークエクスペリエンスとかの紹介とかで仕事に繋がる事があるんじゃないでしょうか?

パース近郊だと、以下の所が知り合いとかも行ってて、評判も悪くないです。

 

◎よく聞くフリーマントルのスクール

fremantle-baristasbusinesswebsite.info

 

◎Myaree地区

Barista School Perth | Barista Courses Perth – baristaschool

 

他の都市も探せばいくらでもあると思います。また、ゴールドコーストなんかでは日本のエージェントとかがローカルカフェのワークエクスペリエンスの紹介をしてたと思うので、そういうのを利用してもいいきっかけになると思います。

利用出来る物は何でも利用しましょう!

もう一つ、バーやパブで働く時に必要なのはアルコールを扱うライセンスです。

日本では店がライセンスを持っていればバイトで入ってその日にお酒をお客さんにサーブする事が出来ると思いますが、オーストラリアではあのカウンターの向こうでお酒を出してくれる人は全員RSA(Responsible Service of Alcohol)というライセンスを持っています。

ただこのRSAというライセンスはオンラインで一日で取れので、わざわざどこかスクールに行く必要は無いです。

ようするにアルコールをサーブするに当たって、18歳未満には出さない、スタンダードドリンクの消費量を越えしこたま酔った人間には酒を出さない、州によって決められた一杯の量(グラスの目盛り)に合わせてサーブする、などの知識を学んで質問に回答出来ればCertificateが貰え、アルコールをサーブする事が出来るようになります。

 

但しこれは各州によって若干ルールが違うので、必ず働く州のライセンスを取得して下さい。例えばWestern Australiaで働く場合は、”RSA WA"を持っていないとダメです。

なのでそこは気を付けましょう!!

 

 自己アピールを効果的にすることが仕事獲得の大きな一手になる!!

 履歴書・カバーレター、そして直接の面接の時などで仕事獲得の大きな一手となるのは自己アピールです。

おそらくこれ他の国の人達と比べて多くの日本人が苦手とする所じゃないでしょうか?

ただここオーストラリアでは、沈黙は金を生みません!また黙っていても察してくれません!過度な謙遜は逆効果です。(自信無いように思われますから)

オーストラリアで求められるのは、よく言われる"Can Do Attitude"です。業務に対して”私はやります、出来ます”といった毅然とした態度が好ましいです。

 

ただ勿論荒唐無稽なスーパー過度な誇張した自己アピールはダメです。実際私も旅行系で働いていてマネージメント側で人事もやっていた時、たまにヨーロッパや北米系の応募者で明らかに1の実力を10くらいに誇張してる輩もちょくちょくいましたよ。

ただそれはやっぱり逆効果です、いくら自己アピールが必要と言っても。。。

 

今までの経験で思うのは、1を2,5くらいに言うのが良いと思います。どうせ会社側も皆多少誇張してるんだろ、くらいに思ってやってますから。

自己アピールで大切なのは、適格に行う事です。

相手の需要に合わせてピンポイントでアピールする事が必要です。無駄にボヤっとした万遍無い全体的なアピールはあなたの印象を薄くするだけです。

 

分かりやすい極端な例を挙げると、

例えばアルコールなんかを扱う町のレストランに応募するします。

アナタが仮に日本でトップレベルの大学院で難解な研究を達成してきた経験があるとします。ただ町のレストランの経営者はそんなことには一切興味無いんです❕❕

興味あるのはアナタが学生の時バイトしていた居酒屋で、どんなカスタマーサービスをしていたか、なんです❕❕❕

 

またカスタマーサービスというのは殆どの職種でなんらかは関わってくるので、他の業種であってもその経験を上手に絡めて、応募している職種にも具体的に貢献出来るという自己アピールは可能です。

自己アピールする際は、より具体的な事例や経験を上げた方が相手の印象に強く残ると思います。

あれこれと色々とアピールするより、以前働いていた所ではこんなサービスをしていて自分はそれをこんな風に遂行して職場に貢献していた、と具体的なエピソードを交える事によって相手もアナタと働いた時のイメージが浮かびやすくなるので、そういったアピールは効果的になると思います。

 

また、履歴書も必ずしも全て細かく几帳面に時系列である必要も無く、また全てのヒストリーをごちゃごちゃ詰め込む事は返って逆効果だと思います。それよりも関連性のある経験などを前面に押し出してポイントを絞ったほうが印象に残りやすくなり、声が掛かる可能性も上がります。

 

まとめ

人それぞれやりたい事や経験して来た事も違うと思いますが、折角オーストラリアに住んでいるのなら、一度はローカル系で働いてみるのは絶対に良い経験になると思います。

やはりアウェイの環境に入ってみなければ見えてこなかった自分自身や、色々な物の考え方を肌に感じれるので、結果的に仕事が見つからなくても探す努力をしている段階でも何もしないより色んな貴重な経験になると思います❕❕

 

では、皆でより良いオーストラリアライフを