西オーストラリア郊外の観光地 ~ラクダがいる北の大地・Broome(ブルーム)~
西オーストラリアの果てのビーチリゾート・Broome旅行のお勧め
西オーストラリア(WA)は広い❕❕
西オーストラリア州だけで面積は日本の7倍近くにもなりますが、ちゃんとした規模の街は州都のパースだけ。ビルがあるのもパースの街の中心地のほんの一角だけ、という極端な地理で殆どの土地が荒野や砂漠なのです。
なのでパース近郊のみでなく、広ーいWAのあちこちに自然系の絶景スポットなどが広がっているので、時間がある人は是非パースの街中から離れてそういった、WA本来の底力を見られるパワーあふれる迫力満点のスポットに行く事を強くお勧めします。
今回はその中でも”月の階段”や”キャメルライド”などで人気の、パースから約2200km程北にある、ブルーム(Broome)という町を拠点にした観光スポットをお勧めしてみます。
《アクセスは様々にその人の状況・スケジュール次第》
パースからブルームへのアクセスは大きく分けて空路・陸路とありますが、その人の時間的な都合ややりたいスタイルに合わせて選べばよいと思います。
パースからブルームまで陸路ではどんなに頑張っても行くだけで数日取られるので、陸路利用は基本的にワーホリや留学生のホリデー時などが対象になるケースが多いと思います。
ただ空路ならパースから2泊や3泊からでも可能なので、時間的に余裕のない人は飛行機が必須です。
【フライト】
パースからブルームまで直行便がQantasとVirgin Australiaから出ており、時間は約2時間40分程です。
【Greyhoundなどの長距離バスで行く】
オーストラリアを一周しているGreyhoundなどの長距離バスは若い世代を中心に人気です。
【片道ツアーなどを利用】
パースから北方面へはワーホリの人などが良く利用する、片道ツアーを催行している会社が複数あります。これは旅行しながら次の都市に移動したりする時や、オーストラリア一周の旅の一部として利用される事が多いです。
パースからブルームまで観光スポットによりながら(キャンプツアーなんかもある)、ブルームで解散!みたいな感じで。
色んな国の参加者とアクティビティーなどで交流を広げながら旅行出来るので、思い出深い体験になるやり方ですね。
尚、パースに戻って来たい人は追加料金を払えば折り返しのバスで戻って来る事が出来ます。
【自分(達)で車を運転して観光しながら行く】
これが一番面白く、内容も濃い体験になる行き方です。
自家用車・レンタカーなどで友人や家族・または知り合いづてや掲示板などでシェアする人を集めて観光スポット・キャラバンパークに立ち寄りながら行くという、WA旅行の醍醐味を自分たちのペースで一番ディープに満喫出来る方法ですね。
真~~~っすぐの道が延々と砂漠の中に続いて行く中をドライブしていくので、日本などでは中々味わえない体験になると思います。気温が高い北のほうでは何もない広大な大地の向こうに蜃気楼が現れたりもします。
ちなみにオーストラリアのキャラバンパークはテントサイトからキャンピングカーに電力をつなげられるサイト、そして室内でキッチンもついているキャラバンタイプやシャレ―タイプの部屋などがあって、便利です。ホットシャワー・調理設備も整っている所が多いです。
*自分が行った2014年の時の写真や情報なのでちょっと古いかもしれませんが、参考までに。なおこの時は4泊5日しか時間がなかったので、パースからフライトと宿のセットをエクスペディアで取って行きました。
《ブルームの町近郊のスポット》
【ケーブルビーチ周辺】
まずブルームと言えば訪れた人は皆行くであろう、ケーブルビーチです。
ここで海水浴やキャメルライドなどが行われます。
そして町の中心から車で10分も走って町外れにくれば、こんな光景に出会えます。
この辺りに恐竜の足跡があったりして一応観光スポットにはなっていますが、足跡は正直良く分からなかった。。。
【やっぱり定番キャメルライド】
ブルームに初めて来た人の多くの人が一度はやってみるであろう、キャメルライド。
これもケーブルビーチで行われています。サンセットの時間にやっているので、その時間に行くと海に沈む夕日を眺めながらのんびりとラクダの背中にのって広ーいケーブルビーチの散歩を楽しめます。
青・赤・黄色の3社がそれぞれのラクダでキャメルライドを催行しているのですが、青の会社を利用しました。スタッフも色々説明してくれて親切だったです。3社の内容・料金・サービスは殆ど変わらないと思います。
当日の天気次第で申し込んでも大丈夫だと思います。この時は宿泊していたホテルで取ってもらいました。
【意外と楽しいワニ園】
ブルームの町中から車で15分程北東に行った所に地味に面白いスポットがあった。
それはワニを前面に押し出した、ワニ好きには勿論それ以外の人にも楽しませてくれる、”Malcolm Douglas Crocodile Park"である。
ここではワニを野生に近い状態で飼育しており、こんなにワニ❕❓っていうくらいワニに会える。一日数回ワニの赤ちゃんに触れられるアクティビティーもやっているのだが、ワニの感触というのは意外にも硬さの中にぬくもりがあってクセになりそうだった。
そして最大の見せ場はやはり大量のワニを相手に飼育員が格闘する迫力あるワニの餌付けだろう。大きなワニが肉を求めて奪い合う姿は迫力満点❕❕
【月の階段】
ブルームは月の階段が有名な場所ですが、この行ったときは10月後半で、ちょうどその前の週が月の階段が見られるその年最後の時だったので見る事が出来ませんでした😿
月の階段観測に適したシーズンは5月から10月中旬までくらいだそうです。
鑑賞ポイントは町から近く、ケーブルビーチとは逆側のタウンビーチがアクセス的にも良いみたいですね。興味がある人は是非時期を合わせていってみては?
《ブルーム郊外の大自然》
ブルームではレンタカーは借りいたけれど普通車だったので、4WDでしか行けない遠隔地に行って見ようと思い、一日現地ツアーに参加しました。
参加者は8人程度のこじんまりツアーだったので、アットホームな感じで楽しめました。
ブルームから更に北の方に行って真珠の養殖場(ブルームは真珠の産地)を見学したり、果ての果ての砂漠の奥にあるビーチに行ったり大自然の息吹を感じるには良い所でした。
《ブルームの宿事情》
ブルームは僻地にあるパースから離れた田舎の町ですが、西オーストラリアの北の海岸線の中心地的存在で、観光も盛んなので宿泊事情は悪くないです。
ワーホリの人達に人気のユースホステル(バックパッカーズホステル)から、キャラバンパークやペンション系、そして高級リゾートまでちゃんと揃っています。
行ったとき泊まったホテルは2014年当時まだ出来て間もない"The Billi"というホテルに泊まったのですが、これがメチャ当たりでした。
エクスペディアで航空券とセットでキャンペーンやっていて、まだあまり知られていないので認知度を高めるために安くなっており、また人もあまりいなかったので本当にリラックス出来ました。
大きなリゾートと違ってレセプションは24時間ではなく、午後6時には緊急対応のスタッフ以外だれもいなくなってしまうのですが、そののんびりした感じがこの熱帯のけだるいブルームには良く合っている感じで独特のゆらりとした空間を作り上げてました。
自分は色んな国でもあまり高めの宿に泊まって旅する事はないのですが、ここは今までの人生でもとても好きな宿のひとつになりました。
ブルームはチャンスがあったらもう一度いつかいってみたい場所の一つです。
でも今度はキャンピングカーとかでのんびりと時間を掛けて広大な砂漠を進みながらいきたいです。
西オーストラリアに来ることを計画している人は是非ブルームも一つの選択肢として考えてみてはいかかでしょうか。