ゴールドコースト番外編
ゴールドコーストに関しては仕事や現地日本人社会に対してのネガティブな内容が多かったが、別に楽しい事が無かったわけではない。
良い仲間もいた。相変わらずアウトドアが好きだったが、やはりメインはサーフィンだった。ゴールドコーストは世界中のサーファーに聖地として崇められていて、確かに一年中どこかで必ず波があったし、またサーファーの数も多くサーフィン自体が根強い文化になっている感じだ。
そして世界トッププロのワールドツアーの第一戦は毎年このゴールドコーストで行われる。
仲間とサーフィンを一緒に行く時、よく人の少ない隠れ家的なサーフスポットがないかと探検していたある日、街中から1時間以内のドライブで全然人のいないビーチを発見した。波はそこまで良くないが全然楽しめるレベルで、尚貸し切り状態。
そしてそのビーチの近くの村の民家の中に一軒のカフェがあった。そのカフェは民家を改造してアートギャラリーも併設しており、庭のテーブルやイスは手作りアート感満載のおしゃれなデザインの物を使っていた。すっかりそこが俺達のお気に入りになり、そこのオーナーと話をして、ある夜そこの庭のスペースを貸し切って30人くらいの友人つてに集めてバンドを呼んでパーティーをやった。自分が中心となって色々準備したのだが、特に仲の良かった友人が一人ゴールドコーストを離れる前だったので、感慨深く忘れられないイベントになった。
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そして毎週末は仕事の事も忘れて野球の試合を楽しんでいた。オーストラリアでは決してメジャーなスポーツではないが、ちゃんと野球もある。しかも天然芝のグラウンドで、ボールは全て硬球である。リーグ戦形式で毎週試合があるのでシーズン中は一週間をそれに合わせて体調を整えたりしていた。
後は色々と小旅行や島へのキャンプ、世界遺産の高原へのドライブなんかを楽しんだりプライベートはそれなりに楽しんでいた。
振り返ると意外とプライベートは充実していたな、と思ったゴールドコーストでの5年間。
次はいよいよクライマックスのケアンズだ。