DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記

オーストラリア永住者の現地情報(生活・サーフィン・アウトドア)や海外旅行記など

Road to オーストラリア永住権⑨

ゴールドコーストでビジネスビザを取得・合わない日本人社会での日々が始まった

 

 

《日本人向け旅行会社でビジネスビザをゲット》

そんなゴールドコーストでも仕事が始まり毎日が忙しくなっていった。

 

仕事の内容はほぼ日本から来た旅行者をゴールドコーストないしブリスベン近郊に案内するツアーやチャーターを主に扱う事だった。個人客もいたがまだまだその当時は大手旅行会社を通して来る人が多く、いわゆるパッケージツアーの参加者だった。

会社にはドライバーやガイドが数多く所属していたが、自分のポジションはオフィスで予約業務やオペレーション業務を行うオフィススタッフだった。

ここの会社は経営者も日本人だったし、多くの従業員が日本人の永住権・学生・ワーキングホリデービザの保持者達だった。他にもオーストラリア人の日本語ガイド、及び語のみのドライバーなどが所属していたが、内情は完全なる日本社会だった。

当時の自分はまずオーストラリアの永住権を取る事しか見えていなかったので、労働環境はどうあれまず目の前のビジネスビザに飛びつくという事しか考えていなかった。元々組織、特に日本式のやり方が子供の頃から全く合わないのは主に小学生から高校までやった野球などを通して重々承知していたのだが、ここの日本社会の環境に馴染んで行くフリをしながら我慢しながらやっている事も、自分の明るい未来の為ならそんなに苦にならなかった。

そして仕事をし始めて半年たった辺り、会社の方からそろそろビジネスビザの申請に入ろう、という事になったので迷わず合意し無事にビザがおりそこからビジネスビザの状況下で働く事になった。

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デイツアーでも立ち寄る高原の保養地にあるカフェ。観光客にも大人気

 

《足の引っ張り合いが醜いゴールドコーストの日本人村》

順調に仕事は覚えていったが、やはりザ・日本社会という環境はストレスが多かった。

自分は入って月日が浅いが、オフィス業務の中核的なポジションになっていったのでそれなりの責任や役割が出てきていた。そんな中古株の人間達というのが実に面倒くさかった。

ちょうどそのころ業界を取り囲む環境が厳しくなっており、ガイド業務にも実力主義が進んでいったのだが、長い間同じ環境のぬるま湯でいたせいか、その古株達は新しく実力がある若いガイドをいじめたりわざと貶めたりする行為が目立ち、こちらが公正さで対応しようとしても普段は仲悪い古株同士結束して、自分達の今まで味わってきた甘い汁を取り戻そうとこちらを攻撃してきたりと、本当に自分にとっては理解が出来ない行動をとる人達が多かった。

 

《会社などはただの収入を得る場に過ぎない》

正直自分にとって職場というのは(自分が経営者でない限り)、ただ生活をしていく為の手段を得る存在、要するに収入を得るだけの場所である。その為よっぽど経営者が神の様な存在か命の恩人だったりしない限り、過剰な愛社精神なんてものもない

よって仕事中は常に、客観的にどう業務をこなしたら一番効率的であるか、何が問題でどう具体的に改善するかを考えて行くだけであって、

俺にとってはただの収入を得るだけの場所に、何故余計な人間関係の足の引っ張り合いや経営者に対する異常な媚、そして社内いじめなどが起こるのかが理解出来ない。

とにかく自分はただ公正に客観的に仕事をしていこうとしても、必ず足を引っ張る人達がいた。

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仕事や人間関係に疲れた時には、こんな楽園のような離れ小島に行って癒されることもあった。。

 

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そしてこの頃くらいから会社組織で働く事に対して気づき始めた事が2つあった。それは、

  • 正しい事を言ったりやったりしようとする人間は嫌われる
  • 分かりやすく気軽に愛社精神を見せる人ほど仕事が出来ない人が多い

上記の、変に愛社精神を見せてくる人ほど実は非常に主観的で自分の立場だけが大事で、自分の実力以上に出世や会社の人間関係で有利に立つことばかり考えている人が多い。さらにそんな人達には社内の派閥などを気にして社内いじめなどに走る2枚舌の傾向が強い。

 

そして一見ドライだが、仕事をそつなくこなしているタイプの人には、仕事以外でも案外信頼が出来る場合が多い。

 

 

 

そんな狭苦しい村社会につくづくうんざりして、

 

”俺はオーストラリアまで何をしてるんだろう?”

とそんな疑問も持ち上がってくることも多くなったが、とにかく永住権をとればこんな社会と関わる事もない、と自分を鼓舞し毎日を過ごしていた。

 

(自由テキスト)