DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記

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スマホも地図アプリも無くても冒険は出来た❕中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ シンガポール編

出発~シンガポール ~久々の旅にペースが掴めずとまどう35歳男~

 

シンガポールはやっぱり大都会》

今回取りあえず航空券はシンガポールの片道までと、3日後のシンガポールからベトナムの首都・ハノイまでの片道を取っている。そこから先は陸路で移動していく。ケアンズを出発し、経由地のオーストラリアの北部の町・ダーウィンの空港で数時間過ごした後、ようやく夜中近くに最初の目的地シンガポールへ到着。

シンガポールの空港には以前2,3回来たことがあるが、そういえばちゃんと宿泊して観光することは初めてだ。空港を出てシャトルバスでいざ街へ。出発してから何ともスムーズに高速道路に乗り入れそのまま一気に大都会へ。

何と、高層ビルだらけ。

わかっちゃいるけど久々のビル群に、田舎から来た俺は゛都会にきてしまったな~“と旅が始まった事に対し少し感傷的になる。そして空港で予約した宿の前で降ろされた。

荷物を下ろしようやく落ち着いた所で夜の町を散歩し始めた。

夜中といってもシンガポール安全そのもので、まだ人通りも多く屋台など開いているところも結構ある。そして後で気がついたんだが、ここはどうやらゲイランという置き屋街がある地域らしい。ネットで事前にそんな素敵な響きの場所があるのはなんとなく知っていたが、適当に決めた宿のとなりの通りがシンガポール有数の風俗街だったとは。。

その辺を歩くとやはりそれらしいマッサージの店が並んでいて、夜中でも夜はこれから、といった感じでケバそうな女達が店の前でたむろしている。ちょっと冷やかしに覗いてみようかな、と思ったけど、なんかの間違えで好みの女でもいた日にはそのまま流れでサービスを受けてしまいそうなのでここは自分を戒めギャル達を遠目に眺めながら散歩を続けた。

勤め先がビジネスクローズという予期せぬハプニングにより旅に出るタイミングが予定より早まったので、はっきりいって予算が思ったより少ない。

よって余計な散財など出来ないのでここは一人で宿に帰って自分を慰めよう。。

きっとそれがベストに違いない、と自分に言い聞かせ誘惑が多いマッサージ通りを足早に離れた。今日のところは好物の海南チキンライスを食べ宿に戻り就寝。

長~~い一日だった。

 

《安宿ゲット!そこは出稼ぎのたまり場だった》 

翌朝になり、宿を移動する事にした。

一泊した所は値段の割に部屋はしょぼいし、何しろ隣の通りから悪魔の誘惑が強い磁力で俺を引っ張ろうとしているので、とりあえずリトル・インディアというインド系の人間が形成する、安宿が固まっている地域まで行き新たな宿を探す事にする。リトル・インディアに着くと、なるほどここはインド人街、と思わせる建物も見受けられるがそれ程インパクトのある感じではない。何軒か当たるが皆結構高く最初の方にいった汚そうな宿が一番安かったので、シンガポール$15ドルのHoney Hostelという宿のドミトリーに決めた。

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リトル・インディアの街角で撮影に遭遇。何の撮影かはさっぱり

 既に見て分かってはいたが、部屋に入ると狭くて汚い。そしてここは旅行者が集う宿ではなく、最安値だからなのか、他の東南アジアなどから来ている(スリランカバングラデシュ、マレーシアなど)出稼ぎの人達が多く住んでいる宿みたいだ。久しぶりにドミトリーなどに泊ったのだが、思ってたのと違うぞ、というがっかり感も満載。これでは旅人同士の交流や情報交換が出来ないじゃないか!

そしてこの宿のますます悲惨なところは、

一つのフロアに何部屋もドミトリ―があるのにトイレがそのフロアに2つしかない

のである。

更にトイレはシャワーも兼用しており、夜になると他の出稼ぎっぽい人たちが使い始めるとトイレに行くのに30分以上待たなければならないという、ひどい展開が待っていた。おまけに俺のベッドの下のやつのいびきが凄まじく、皆それぞれ色んな時間帯で働いているのか、夜中に仕事に行ったり帰ってきたりとしょっぱなから眠れぬ夜に悩む幕開けとなった。

 

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これが魔のドミトリー。ルームメイト達は出稼ぎ労働者。眠れない

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《暇つぶしにもならないセントーサ島とエネルギッシュなナイトマーケット》


宿はさておきシンガポールの町散策だが、リトルインディアに移動した日の午後はあのマーライオンで有名なセントーサ島に行ってみた。色々迷いながらようやくモノレールを見つけ、ベタだが新マーライオン様でも拝もうと思った。

が、周りは家族連れやグループ・カップルばかりでお一人様なんていやしない。モノレールを降りて島内を散策してもグループや家族ばかりでまー居心地わるい。しょうがなく目的のマーライオンの中に入ったが、何をしたんだか中はどうなっていたかも後で全く覚えていないくらいつまらなかったので30分くらいでセントーサを後にした。。

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マーライオンの外観。意外とでかい

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そのマーライオンの内側。小学校の時の道徳の時間くらいつまらなかった

セントーサ島を後にしてちょっと都会を見たくなり、SOMESTARという駅で降りて外に出てみると、

ビルばかりで立ちくらみを起こしそうになった。。

こんな都会は実に久しぶりだ。どうも数年の田舎生活で人混みと都会の中にいると目が回ってしまう体質になってしまったらしい。この地域にはそこら中に日本食の看板が出ていて、大戸屋なんてのも目に入る。シンガポール日本食は駐在員がいるおかげでそれなりにレベルが高いと聞いているのでここぞとばかりに高島屋に入った。それなりに食い物はうまいぞ、って予算がないのに俺は何をやってるんだ~~~。

こんな風に余計な散財していたら、第一の目的のシルクロード横断して中央アジアするどころか中国の前に終わってしまう。頭を切り替えて宿方面に戻り、その付近を歩いていると何やら気になる灯りが見える。その灯りの方に歩いて行くとビル群とは全くことなるエネルギッシュな屋台街と活気あふれるごちゃごちゃしたマーケットがあるではないか!

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これが偶然見つけたマーケット。シンガポールにもこんな所があったんだ!

そこら一体の物価は安く、マーケットのフレッシュジュースもS$1とお手頃価格でありがたい。近くのホーカーズ(屋台通り)もS$3.50で満足行く内容の食事が食べられる。以前から恋焦がれて止まない海南チキンライス(マレーシアやシンガポールで食べられる、蒸し鶏とチキン風味のライスセット)プラスおかゆを食べ満足して宿に戻った。

シンガポールといえばどうしても整然として都会的な町並みがまずは頭に浮かぶが、やはり裏通りには東南アジアらしいエネルギッシュで猥雑なエリアがあることを知りちょっと嬉しくなった俺。結局次の日もこの辺りで晩飯を食べたが、土曜日で更なる盛り上がりを見せていて、短い滞在だがシンガポールは思ったより充実してたな、と感じた。

さー明日はベトナムだ!

 

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