番外編②
留学生活のあれこれ(シェア生活やナイトライフなど)
番外編2回目はアウトドア系以外の事を少し書いてみたいと思う。
《シェアハウスで経験した事・シェアハウスには変な人もやって来る》
まず日本で経験したことが無かったのはシェアハウスという環境。
最初に入ったのは一軒家を盾に2分割して、玄関は2つに分かれていたけど庭は2件の住人でシェアをする、といった感じの家だった。
最初はオージーの若い男の子と2週間くらい2人で住んでいて、後から一番大きな部屋に日本人の女の子が3人でルームシェアし始めた。5人で仲良く家でパーティーしたり街や海に出かけたりと楽しくやっていたのだが、その中の男女間でくっついたりしてしまうと最悪である。
一人の日本人の女の子とオージーの男の子がいつの間にかそういう関係になっており、まさか女の子3人の部屋で事を始めるわけには行かないので、真ん中の俺の部屋の前を通ってその男の部屋に行くのである。
その間俺はテスト勉強中。
テストに出そうな要点を必死で覚えているときに女の子の絞り出すような声が聞こえてくるのには本当に参った。
いや、声でかいって。。
しかも実は俺はその女の子の事がちょっといいなと思っていたのである。
まさに地獄だった。。。
まーそれでも全体的には楽しくやってたんだけど、女の子達がそれぞれ自分の旅に出てしまい、再び2人になってシェアハウスが寂しくなったところにまさかの頭の薄いちょっと不気味なニュージーランド出身の男が入ってきた。
その彼は何か異様に薄気味悪く、いきなり自分の事を話し始めたと思ったら、何と過去人生で3回UFOに連れ去られたらしい。そしてその際体にチップを埋め込まれたらしく、それが今も体にあると言う。
いやいやいや、この間までの女子達と楽しく明るくやっていたシェア生活はどこへ行ったんだ?
違いすぎるぞ、本当に。。
そのニュージーランドの彼は朝こちらが気分よく朝食をキッチンで食べていると音も立てずにヌッと入ってきて、いきなり朝イチから交通死亡事故の予知夢を見たと言い出す。。
何でも彼は時折そういった予知夢を見る事があるらしく、”この前も自分が夢で見た事件や事故の予知夢が現実になった”などと顔を真っ赤にして血管を滲ませながら興奮して語りだすのである、朝っぱらから。
本当にシェアする人で全然シェア生活は180度変わってしまうと実感し、身に染みたシェア生活の洗礼だった。しばらくして結局俺は海沿いのシェアハウスを見つけたのでそっちに引っ越したのだが、あの後奴はどうなったのだろう?
家の屋上からでもUFOに連れられてどこかへ行ったんだろうか?
《街の夜遊び・ライブ・フェス・パーティーなど》
さて勉強・バイト以外の時間はアウトドアばかりしてたわけじゃなく、街の遊びなどもしていた。オーストラリアのパブなどの飲み屋では週末ライブバンドが入る事が多く、日本の居酒屋のような雰囲気よりもガンガン音楽が鳴っているところですごすのが主流だと思う。
勿論クラブもパースの街の中心部には20以上あり、その中の一軒にある日行った時、気 づいたら友達とはぐれ無数のゲイに囲まれていたことがあるがその日はゲイ&レズビアンナイトだったという事を後で知った。。
そんな感じで週末は色んな人のニーズに合わせて色んなイベントが行われている。あと定期的にでかい音楽イベント、いわゆるレイブやフェスと呼ばれるどこかの会場を貸し切って行われる祭りも開催されている。
一回競馬場をレイブ会場にしたデカいイベントに行ったとき、メインDJの一人として田中フミヤという日本人DJがプレイしていたが、結構オージーも好きな人はそのDJの事を知っていたのには驚いた。
ただお金の無い留学生としてはやっぱり主の遊び方と言えば家パーティーや公園でBBQだった。誰かの家に集まり食材や飲み物を割り勘にすればそれが一番コストパフォーマンスが良い遊び方だった。
そんな感じで最初のオーストラリア生活は勉強・他の自由時間と色々アクティブに過ごしすごく充実していたと思う。そして日本に帰国した際に待っていたのはやはりきつ~い現実だった。。