DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記

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スマホも地図アプリも無くても冒険は出来た❕中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑧

サマルカンド滞在②>~男達の社交場にお邪魔、そしてまたまた古い街並みにタイムスリップを堪能~

 

 

サマルカンドの路地裏でモスクに招待される》

翌朝は朝食を食べた後宿からレギスタン広場とは逆方向の、裏路地のオールドタウンの方を散策し始めると近くのモスクに男達が沢山集まっており、少し英語のしゃべれる人が中に招き入れてくれた。

どうやら近所の男達の社交場らしく、テーブルがセットされており中で久々のプロブをご馳走になった。フルーツなども出て来てお茶や御菓子などもふんだんにあり、全て勿論無料で頂いてしまったといういきなり香ばしい展開である。

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久々のプロブは嬉しかった! ライス万歳!!

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路地裏のモスクは男達の社交場。ただ通りかがっただけで食事やスイーツ・紅茶までご馳走になってしまった。。


中央アジアの炊き込みご飯「プロフ」の素

 

そして更に奥に歩いて行くと別のモスクの前で男が話掛けて来た。

更に奥に歩いていくとまたまた別のローカルモスクがあり、人々が普通にやって来て祈って帰って行った。皆厳粛にしており本当に宗教が生活と密接な関係にあるのだと思った。

そしてここでも一人の若者が来て英語で話掛けて来た。ここサマルカンドは本当にフレンドリーが人が多く、また東南アジアのモスクなどと違ってこういった観光用ではないローカルなモスクなどでも俺達を寛容に入れてくれる

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路地裏にひっそりとこんなローカルなモスクが点在している。どこでもフレンドリー

そしてメイン通りに戻り丘の上から墓地を抜けてシャーヒズィンダという場所に向かった。

このセメトリー(墓地)を通った時、びっくりしたのは皆墓石に個人の大きな顔写真がプリントされている事だ。にっこり笑った笑顔がどーんと中央にあり、そんな墓石が一面に並んでいるのだ。こんなの今まで見たことなかったのでびっくりだが、現地の人にとっては当たり前みたいだ、まーそりゃそうだろう。

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シャーヒズィンダへ向かう途中の墓地。右下に注目。お墓に顔写真がアップで。。

サマルカンドでタイムスリップ》

そして墓地の裏には目的地である、シャーヒズィンダという昔の町が残っている所があり、こちらは裏口から入ったのだが、縦に細長く伸びる石畳の通路の両側にイスラム調の建物が並び、ここも急にタイムスリップしたみたいな不思議な空間が広がっていた。

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奥に長い、ウナギの寝床のようなシャーヒズィンダの世界。

何か大きな秘密基地に来たみたいな感覚だった。

俺はどうもこういった町並みというか景観に異様に心惹かれるらしい。今までこんなことなかったのに、今回の旅では麗江・ブハラ・サマルカンドと旧市街的な所に自分でも何故か分からないくらい惹かれていく、不思議な感覚を覚えて来た。

これはやはり俺は旧市街フェチという事なんだろう。この現実離れした町を歩くだけで陶酔したような感覚は、オーストラリアや日本の町並からは味わう事の出来ない旅の醍醐味だ。

裏口から入って向かった逆側の表の入口には、通称”天国への階段“と呼ばれる階段がある。一旦裏から階段を降りてまた登り入口からこのシャーヒズィンダを見ると、婉曲に曲がり奥に伸びていくこの空間は本当に天国につながってるんじゃないかと思うほどそこから違うおごそかな空間に繋がっていく。

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これが通称天国への階段

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天国への階段を登ると当然上には天国が待っている。。

満足してシャーヒズィンダを出て近くの店で休み、また丘を登ってずっと歩いて行くと博物館に着いた。こんなちゃんとした博物館でもまたノーチケット&キャッシュディールのオファーがあった。

ディスカウントがあるので勿論合意し中に入ってみると大したことなかった。

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こんな博物館でも怪しいオファーが絶えない。。ちゃんと給料払え!ウズベキスタン政府!!

その後”丘の上の廃墟“に行ってみたが、ここも殆ど形が残っておらずただの荒れた丘といった感じでここまでこんな暑さで歩いて来て一気に疲れがどっと出た。それにしても今日はサマルカンドに来て一番暑いと思う。一体何℃あるんだろう?温度計を見たくもない程自分の体が干上がりそうになっている。。。

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丘の上の廃墟。ここはどんな所かと言うと、、、暑い、もうどうでもいい。。。


ウズベキスタン・ガイド: シルクロードの青いきらめき

 

ウズベキスタン一の美人若女将のいる宿で色々な交流のひと時》

何とか暑い中歩いて宿に戻りあとは夕方までだらだらして、そのまま今日は宿でディナーを食べた。ここでも何とプロブが出て腹いっぱいになった。そういえばここの宿にはウズベキスタンに来てというか、この旅一番の美人がいるのだ。

従業員の一人なのだが、まだ20過ぎくらいで色白のほっそりして目が大きい女の子だ。本当に可愛くて日本であればすぐアイドルになれるのではないかと思う。思い切ってプロデュースをオファーしてみようか

ただ彼女は英語がまったくできなく、俺はコミュニケーションを試みるがほぼジェスチャー。そして観察をしているとどうやらここは家族経営らしく、オーナー夫妻の息子2人が英語も出来て実にテキパキと動き素晴らしい人物なのだが、この超絶かわいい子はどうやらそのうちの一人の嫁らしい。。

おまけに赤ちゃんを抱いて出て来たのである、、、早くも失恋する俺。。

ただここの従業員たちは実にテキパキと働き人もいい。ここのお母さんが仕切っていて、皆の大ボスといった感じであのかわいい子がこき使われていそうで、ついつい俺は少しでもヘルプのつもりで、飲んだ御茶を片づけたりとかテーブルの上の掃除など彼女の負担を少なくしようと頑張ってしまう。

おまけに一人、大ボスの末っ子なのかまだ8歳くらいの女の子が一番働かされており、実に不憫だ。彼女は普段クールで笑顔も見せずに黙々と客が汚したテーブルを片付けたり床を履いたりしているので感心すると同時にふと思う事は、こんな幼い子がこんなに一生懸命働いていて、俺はこんなに一生懸命遊んでいる。。

何だかそう考えると罪悪感が溢れ出て止まらなくなってくるが、頼む、もう少しだけ旅をさせてくれ。。

なのでこの子がテキパキ働いてる時も俺は出来る限り楽になるように、周りを片付けたりするようにしていた。

ある時ここに泊まっている、スイス人の折り紙狂いのおばちゃん(折り紙に魅せられて日本まで高い折り紙を買いに行ったりするらしい、そして腕前は一級)折ってそのまま置いたいった、折り紙で作った鶴や箱などをその小さな子に俺が折ったんだというフリをしてプレゼントしたら、今まで見る事の出来なかったい満面の笑顔を一瞬見せ嬉しそうにちゃんとエプロンのポケットにしまってくれた!

そしてその後はまたクールな表情に戻り黙々と各テーブルを片付けていった。。う~ん、何か切ないぞ。その折り紙と俺を忘れないでくれ、、しばらくの間は。。。

 

その夜は宿に韓国人の団体がやって来て、どうやら彼らは日本のJICAみたいなボランティア団体に属しており、JICAならぬKOICAという冗談みたいな名前の団体だった。

そのうち2人が日本語が話せ一人はその日誕生日だったおっさん、そして若い女の子。

もう一人の若い女の子と少し話をしていたが、俺と話してると周りの韓国人の他の女達が冷やかすので恥ずかしそうにしていた。小学生か、お前らは。

そんなこんなサマルカンドは町も宿も居心地が良くつい長居してしまいそうだ。

 

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