DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記

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オーストラリアでの仕事探しについて①(最新アップデート)~必要書類準備編~

<久々のパースでの就活は骨折りだった>

 

今年3月初めにしばらく日本に滞在するために前の職場を退職して、すっかり日本の滞在を満喫してパースに帰ってきてから、当たり前だが職探しをやらなければならなかった。

数年ぶりのパースでの職探しをするに当たって自分に課していた条件は、まず焦ってしょうもない仕事をゲットしない事だった。仕事探しがスムーズに上手くいかないと人間誰でも焦ってくるので、とかく目の前にある仕事に手っ取り早く行きがちになってしまう。

過去にそれで失敗もしているので、今回はちゃんとした労働環境の良い会社をじっくり選ぼうと思いそういう仕事から探す事にした。

まず自分に出来る事・出来ない事があるのでオーストラリア移住以来経験した職種や取得している資格を元にした職種、または経験なくても興味をそそられやってみたくて、もしゲット出来たらラッキー💛という仕事にも積極的に応募してみることにした。

 

僕自身は探し始めて一か月半近く掛かってようやく最近仕事が見つかりこれからトレーニングなど色々入ってくる段階ですが、一応最新のアップデートの生の体験なので、久々に仕事を探す人やこれから仕事探しを始める人の参考にでもなれば良いと思います。

 

*あくまで個人の経験から来る認識や見解なので勝手な事も書いてますが、一意見やひとつの情報として捉えて下さい。

 

 

 

とにかくオーストラリアの今現在はオンラインが中心のJob seekingになるが、一段落した感想は、とにかく面倒くさい~~~~!!! 

この後説明するが、最近のJob Applicationは一つ一つに非常に時間が掛って骨が折れる作業だった。

 

履歴書など自分で作成する書類

 

まず日本から帰国して仕事を探しを始めるに当たってする事は勿論、 

CVまたはResumeと呼ばれる履歴書のアップデート。

この2019年までのヒストリーにアップデートして、かなり古い職歴やその説明などは大幅にカットした。はっきりいってあまりにも細かい履歴書はあまり人事の人間の心を打たないと思うのと、またポイントをはっきりさせて何が自分の経験で売りになるのかを相手に理解させるような内容に作り替えた。

自分はいつも履歴書作りを自己流でやってしまうけど、実際には専門家に添削・手直しをしてもらった方が面接まで辿り着きやすいとも聞くので、ちょっと金を払ってでも後々いいかもしれませんね。

ただまともな会社は履歴書だけでは実質応募を受付けない傾向が強いので、書類作成にもうひと踏ん張り必要です。

履歴書に加え最低限必要なのは、

Cover Letterです。

このカバーレターは一言でいうと仕事を応募するに当たっての自己紹介、または自分の売り込みレターです。

これ適当に形式だけどっかからコピーして書いて出している人も多いと思いますが、結構ここでやる気や個性を見ている会社もあるみたいです。実際に自分が最近体験した面接で目の前の担当官が、人事から渡されてきた僕の履歴書とカバーレターを見ながら面接していたんですが、そのカバーレターを覗くとちゃんとポイントポイントに赤線が引かれていました。

なので自分はここで働きたいんだ!自分ならこうやって貢献出来る!といった事を理性的に(荒唐無稽ではなく)書いた方が少し確率は上がると思います。

自分としてはカバーレターに以下の内容を含むようにしてます。

  • 簡単な自己紹介と労働の権利(永住権)などを記載
  • 過去にやっていた応募職種に関連した仕事の役割や達成した事など
  • 上記に基づいた自分のアピールポイント・ストロングポイント
  • 応募する仕事・会社に興味を持った理由
  • 過去の経験やストロングポイントがこの仕事にどのように貢献出来る
  • Availability (いつから働けるか、また週末働けるかシフトの柔軟性など)

 

そして一部の会社には履歴書・カバーレターの他にもうひとつ求められるものがあります。それは、

Key Selection Criteriaという物です。

簡単に言えば色んな職種に共通した項目(コミュニケーションスキル・チームワーク・問題解決スキル・コンピュータースキルなど)を、その項目毎に自分がどれくらいのスキルがあるかを過去の経験などを添えて自己評価を書いて行く内容です。

例えばCommunication Skill/Approachという項目を選んだら、自分自身が過去に職場の中でどのようにコミュニケーションを行い、潤滑させてきたのかなどを具体的に記載します。

ちょっと何言ってるのか分からないという人は下のリンクを僕自身も参考にしたので、このフォーマットを基本に作成すればいいと思います。

careers.vic.gov.au

 

ちなみに自分は以下の項目を自身のKey Selection Criteriaに入れて作成しました。

  • Customer Service Experience/Skill
  • Innovation for Business Development
  • Problem Solving
  • Communication, Interpersonal skills for teamwork
  • Advanced Computer Skills
  • General Personality

 

これは職種によっても入れる項目が変わってくると思うので、そこは調整すればいいと思います。

このKey Selection Criteriaを要求してくる会社はまだ一部ですが、一旦フォーマットさえ作ってしまえばあとは毎回少し手直しすれば他の会社にも使えるので、折角作ったので言われてなくても出しておけばプラスの印象になるのではないかと。

 

他に応募する職種に合わせて自分が保有している資格のCertificateのコピーなどは当然必要です。

 

有料で取り寄せる書類

今では多くの職場(まともな会社・団体)で働く際に提示を求められるのが”National Police Certificate"または”Police Clearance”と呼ばれる”無犯罪証明書”です。

 

それと同時に観光業・教育関連・ソーシャルワーク・ボランティアなど18歳以下の人間に携わる業種はWWC(Working With Children)というカードを取得しなくてはならない。 *州に寄って呼び名が違ったりする。クイーンズランドではブルーカードと呼ばれている。

 

❕❕<このカードなどは観光ガイド・ドライバーなどやりたい人も必要となってくる物です。日系・韓国系・中国系の旅行会社などその辺の法的な事に対しての管理がいい加減な会社も中にはあるので 、働く際は自分で注意するようにした方が良いです。実際インスペクター(監査する人)などに見つかった場合には会社プラス個人の責任が問われるので、知らなかったでは済まないため>

 

これら二つの書類はオンラインでも申請出来るが、郵便局で申し込み用紙が手に入り、そのまま郵便局でお金を払って申請出来るので、初めての人はそちらの方が簡単かもしれない。*郵便局のパスポート申請申し込み書などと同じ場所のラックにある。

 

上記の履歴書・カバーレター・Key Selection Criteriaは応募した職種・または会社ごとに変えたり、手を加えたりして一社一社結構手間が掛りました。自分は今回多岐に渡る職種に応募したのでそうなりましたが、職種を絞ってやれば少しずつの手直しで複数の会社に応募出来ると思います。

 

今回応募した職種

ちなみに自分が今までオーストラリアに来て経験した職種は以下の感じ

  • インバウンド(外からオーストラリアに来る)の観光業
  • 調理師(ホテル・イタリアンレストラン・日本食
  • ナーシングホーム(介護士

 

そして今回応募した職種は以下の通り

  • ナーシングホーム(Aged Care)の調理師を数社
  • 病院の調理師
  • Child Care Centreの調理師
  • 動物園内の食堂の調理師
  • 街のカフェの調理師
  • アドベンチャー系旅行会社のオペレーションスタッフ
  • オーストラリアのチェーン系旅行会社
  • ローカルガバメント系の観光課
  • アボリジニツーリズムを扱うNPO法人
  • 空港でのバゲージハンドリング
  • 障害者の仕事支援
  • 障害者の生活サポート
  • 障害者サポートワーカーのオフィス業務
  • 難民のサポート団体
  • 大学やカレッジの留学生サポート課

 上記は経験を元にした応募から未経験の職種までありますが、一応関連した経験があったり未経験でも応募出来るものを選んでます。それも募集の一件一件を隅々まで読んで応募資格があるか確認してやったのでそれも骨折りでした。

 

今回は一旦ここで区切って、次回は職探しに利用したサイトの活用法や応募の手順などを記事にします。

ワーホリや学生さん達にも利用しやすいサイトや、過去の色んな経験からの仕事・職場選びのちょっとしたヒントも書いて行きたいので、そちらも良かったら参考にして下さい。