DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記

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スマホも地図アプリも無くても冒険は出来た❕中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ベトナム編③

ハノイハロン湾ツアーとカットパ島>~かの有名なハロン湾の幻想的な光景と夏祭りのようなノスタルジックな島に心が洗われる~

 

 

《あの有名なハロン湾に向けてレッツゴー❢》

そして次の日の朝は本当にすっきりしていた。ここ何か月かで一番熟睡出来た夜だった。そして朝食はホテルで。バックパッカー宿とは違い朝食が豪華だ。ベトナムはフランス領土だったため洋食もうまい。

来てからこの国で食べる食い物の旨さを実感してるが、ここの朝食もパンはシットリ&サクッと新鮮、他の食べ物も朝からテンションを挙げてくれるクオリティーベトナム万歳。

そして30分遅れでようやくツアーの迎えのマイクロバスが来た。乗り込むと案の定欧米旅行者ばかり。2人組のナデシコはいらっしゃらない様子。。ここは切り替え目的地での出会いに期待。

バスは1時間以上は走り、ようやく波止場に着いたが、ここの混雑は半端ない!色んなツアーや団体、個人客が入り乱れ迷子になりそうな騒ぎ。桟橋も船がメチャクチャ多く一体どれに乗るのかさっぱり分からない。さすが世界遺産の有名な観光地だ。

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ハロン湾行きの桟橋はまさにカオス!迷ったら最後

ツアーメンバーの一人のフランス人の男の子が日本に住んでいてエンジニアの仕事をしているらしく、親しげに話しかけてきた。色々話し盛り上がっている所へウチらのガイドと称する男が着いて来いと言う。

そしてどうやらそのガイドについていくのはウチらだけで、そのフランス人を含め皆は別の船のようだ。後で分かったことだが他の人達は2泊3日のツアーに申し込んでいて、みな1泊目は船上、2泊目はカットパ島という島で宿泊という順番らしい。我々はカットパ島で1泊2日の行程なので皆とはここでお別れ。

男とは言え出来た新しい仏国からの友人とは10分程で交流に終わりをつげねばならず、一人残された彼の悲しそうな顔を振り返りながらガイド君について行き船に乗った。

 

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《広がる水墨画の世界・想像より生ハロン湾は全然良かった》

そこで海の上に出ると今までメディアとかでも何回も見たハロン湾水墨画のような世界が広がっていた。実際俺自身は実はここに来るまでハロン湾にはあまり興味無く、ハノイと言えばハロン湾というお約束的な考えやKの希望に沿って来ただけだったが、期待してなかった反面ハロン湾は良かった。

通常“旅人あるある”では、メディア露出の激しい観光地や風景は実際に行くとガッカリする事が多いが、逆にその先入観が強すぎたのか、俺は反対に予想以上に感動しハロン湾の風景に見入ってしまった。。

普段ちょっとした観光地や風景にあまり感動しないひねくれ者の俺だが、何故かここははまった。阿呆のようにポーッと船から風景を眺めては、昔の団体旅行者達のように写真・動画を撮りまくってしまった。

ちょうどこの排気ガススモッグがかかったベトナムの空気がこの景色をより幻想的にしている気がする。ナイスアシスト、汚染空気とクレイジーバイク達よ。

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幻想的なハロン湾の景色。大気汚染が幻想的な美を生み出すとは。。

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これが我らが船。海賊船みたいでちょっとカッコイイ


その後ランチを食べ、箸にも棒にも掛からない中途半端に照明された洞窟に寄った後、小舟で他のツアー客(ベトナム女性3人組)と一緒にオプショナルツアーに行った。小舟でしか行けない幻想的な入り江や水上生活者の学校や家などを見学した。

 

【ミーハーだが、ここら辺りはあの日本のユル系旅番組旅猿岡村東野が来ていた場所ではないか、とそんな事を考えていた。確か番組の中では水上の学校に岡村がお邪魔して子供達と交流する傍ら東野はそれを拒み逃げてしまう、という旅猿ならではの面白い場面があったが、旅猿は好きな番組なので実際に来て嬉しくなってしまった。】

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押し合うように停泊する観光船。どうやって出るんだ?

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小舟を漕ぐおばちゃん。テクニックが素晴らしい、と言う事は夜の方も。。

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水上生活者の家。右下で見切れてる子供の尻が。。

《ノスタルジックな夏祭りのような島・カットパ島》

そして夕方5時頃今日の宿泊地であるカットパ島についた。島の大部分が未開発なのか船着場から乗ったバスは狭い切り立った崖の山道を進んで行った。逆側のリゾートエリアに着くと思いのほか店もホテルも並んでいて栄えている。

ビーチ沿いの通りは小さな繁華街になっていて、オモチャを売っている雑貨屋やレストランの感じなど妙に懐かしい雰囲気を感じさせるエリアだ。

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ノスタルジックなメインストリート。胸がキュンってなる

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露店で売ってるオモチャ。昭和のお祭りを思い出す。。

アジアの小さな町とか行くとよくこういったノスタルジックで胸をキュッと締め付けるような甘酸っぱい感覚に落ちる場所が多々ある。こういう夏祭り的な田舎の町で可愛いギャルと純粋な恋物語を想像してしまう。

 

こんな所でタイプの女の子と出会いちょっと仲良くなり、海辺の岩場でお互いの夢など星空を眺めながら語りあったらすぐ好きになっちゃうだろうな。。なとどロマンチックな少年のような事を考えているが、冷静に考えると俺は35歳でこの旅中に36歳になるんだっていうの!何を甘い夢を見てるんだ、目を覚ませ、俺!


現金が無かったので、ガイドが借りて来たバイクでATMに3ケツで向かった。久々のバイクは心地良い風を浴びて、またこの島の雰囲気の中最高に気持ち良い。でも男3人だけど。。バイクと風は最高に気持ちいいけど、真ん中に座ってしまったので股間の前後の違和感は気持ち悪い。。

ちなみにこのツアーにはホテルでのディナーが含まれており、同じ行程のベトナム人女性3人組とテーブルシェア。

ベトナムは今日のランチもそうだったが、ツアーの食事までも旨い。特にシンプルなキャベツの鶏がら系で味付けされた炒め物がご飯に合う。シンプルだが奥が深い味わいというか、タイ料理などの濃い味付けに頼った料理ではなく、もっと素材の良さを生かした繊細な料理が多い。


夕食後、ビーチ沿いの唯一栄えている通りをブラブラしていると、シーフードを通り沿いに並べた食堂が並んでいる。魚介類に目がない俺の胃はあちこちに並ぶ旨そうな新鮮な食材に反応し、夕食が済んだばかりだが、また食べる事にした。

やはりベトナムと言えばハマグリ、更に大きなシャコエビを頼む。ハマグリは相変わらずのプリップリの食感で、シャコエビは思ったより柔らかく、共にビールによく合う。俺はあまりビールが好きではないが、このベトナムの雰囲気ではビールがいつもより旨く感じてしまう。これはもともとビールが好きなやつが来たら最高の場所なんだろうな。

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ハマグリとシャコエビで2回目の夕食!旨い!

その後もカフェに寄ってベトナムスタイルのアイスコーヒーを頼むと、グラスの上に豆を入れた入れ物と2層になっている容器が来て、その上の層からコーヒーが落ちてくる感じ。初めてのベトナムコーヒーだが、味は?、、評判通りに旨い!そして甘い!濃厚なコーヒーに甘~~いコンデンスミルクがこの雰囲気と気候に絶妙にマッチする。一日の締めに最高だった!

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やっと飲めたベトナムコーヒー。コクも甘さも濃密でクセになる

この島は何とも言えない懐かしい田舎の夏祭りの雰囲気の中で最高の食べ物と飲み物を提供してくれるので、期待以上に良かったぞ。

あっぱれカットパ島!